次のデートでも同じように掛けてみたが、結果は同じだった。
目を開けられるように暗示すると、確かに目を開けるがトローンとして掛かっているようには見える。
こうなると、彼女が合わせてくれているのかホントに掛かっているのかを試してみたくなる。
そこで、いままで彼女が快くはしてくれなかったフェラチオをさせてみることにした。
- 「いまから僕が君にお願いすると、君は僕のお願いを断ることができない。」
- 「僕のお願いは何でも喜んできいてしまうよ。」
- 「わかったらうなずいて返事をしなさい。」
彼女はこくりとうなずいた。
- 「では、僕のペニスを握りなさい。」
- 「そしてフェラチオをしなさい。」
- 「僕のペニスはとってもおいしいよ。」
彼女はおもむろに身体を動かし、僕の股間に手を伸ばしてきた。
そしていままでのぎこちないフェラとは明らかに違う態度で、大事そうにペニスを唇と舌で愛撫し始めた。
そこで僕は追い打ちをかけた。
- 「そのまま僕を逝かせなさい。」
- 「精液は全部飲んでしまうんだ。」
彼女の動きが激しくなった。
何かを求めるようにペニスをむさぼる彼女を見ていると、すぐに絶頂感が近づいてきた。
- 「さぁ、君の求めていたモノが君の口の中に広がるよ。」
- 「甘くておいしいから全部飲んでしまうんだ。」
この言葉で彼女にいっそう激しくすすりこむように愛撫され、僕はありったけの精液を彼女の口の中に放った。
今まで頼んでも一度も飲んでくれなかった彼女が、おいしそうに喉を動かして僕の精液を飲んでいる姿を見て、自分の催眠が効いていることを確信した。
(終わり)