僕は催眠術をかけることにだんだん慣れてきて、彼女の掛かり具合も徐々に良くなってきた。
何度もかけていると、短時間でより深く入るようになって来るようだ。
そこで、もっと短時間に一瞬で催眠に入れてみたくなった。
たとえば、人目がある公園や電車の中などでも催眠術が使えるというわけだ。
二人っきりの時に彼女をソファに座らせて、なるべく深く催眠に入れてから次のように暗示してみた。
- 「君はこの気持ちの良い世界にすぐに入ってくることができる。」
- 「僕が君の目を見て『愛してるよ』と囁くと、一瞬でこの世界に入ってくることができるよ。」
- 「でも、君が今度目を覚ました時には、今僕が言ったことは忘れてしまっている。」
- 「さぁ、目を覚ますよ。1,2,3・・・10!」
彼女はいつものようにぼんやりと目を覚ました。
- 「どう?気分は?」
- 『うぅん、なんかあまり覚えていないんだけど・・』
- 『私何かした?』
どうやら健忘暗示が聞いているようだ。
僕の左隣に座ってボーっとしている彼女の左頬に自分の右手をかけてこちらを向かせた。
彼女が少しはっとした様子を見せたときに、
- 「愛してるよ」
彼女の顔が一変し、顔・首・肩そして背中と脱力し、ソファの上にぐったりとなった。
僕が囁いてからわずか3秒程度のことである。
次の日、僕の部屋で取り留めなく雑談している時に、ふいに彼女のあごに手をかけてこちらを向かせた。
彼女は話を止め僕の目を見た。
キスを身構えたようだ。
- 「愛してるよ」
急に目の色が変わる。
- 『・・・』
目の力が抜けて焦点があっていない感じといえば通じるだろうか。
続いて、
- 「ほら、体から力が抜けていく。」
- 「どんどん抜けて、気持ち良くなってくる。」
- 「もう僕の言葉しかわからない。」
わずか15秒ほどで彼女は脱力して僕に寄りかかってぐったりとなった。
さらに続けた。
- 「僕が指をパチン鳴らすと君のバストがとっても敏感になる。」
- 「少し触れられただけで身体が反応してしまう。」
- (パチン)
服の上から右のバストに軽く触れると、妖しくうめいた。
- 『はぅ・・』
さらに続ける。
- 「ほら、触られれば触られるほどどんどん感じてくる。」
- 「感じれば感じるほど気持ちがますますエッチになる。」
- 『ああ・・・』
バストを激しくもみしだきながらフィニッシュに向かう。
- 「もうたまんない、たまんない」
- 「逝きたくなってくる。」
- 「3つ数えると逝っちゃうよ。」
- 「1,2,3!」
- 『くっっ・・』
(終わり)