人気の少ない神社の境内だった。
仕事が終わって20時頃から逢ったため、食事のあとにホテルに行く時間はなかった。
そのため、食後は散歩程度で我慢せざるを得なかった。
人気が少ないとはいえ、お参りする人や他のカップルなどちらほら人影が見える。
僕は彼女と石垣に腰を掛けて話していた。
- 「ねぇ、エッチしたい?」
- 『何言ってるのよ。こんなところで・・』
- 「でも、エッチなしのデートは寂しいだろ?」
- 『そりゃ二人っきりになれれば嬉しいけど・・』
- 「ここでしちゃおうか?」
- 『馬鹿なこと言わないで!』
と彼女が反論するのと同時に
- 「愛してるよ」
- 『あ゛・・・』
- 「愛してるよ」
- 『・・・』
- 「ほら、力が抜けていく。」
- 「全身から力が抜けて、もう動けない。」
- 「まぶたからも力が抜けて、目をあいていることができない。」
- 「ふかーく入っていく。」
いつものようにぐったりとなった。
- 「今度目を開けると、とってもエッチになって目を覚ますよ。」
- 「そう、僕のペニスが欲しくてたまらなくなる。」
- 「僕のペニスを悦ばせると、君もとっても嬉しくなる。」
- 「3つ数えると目をあけることができる。」
- 「1,2,3!」
彼女はぼんやりと目を開ける。
- 『あ、はっ・・・』
- 「どうしたの?」
- 『暑いわ。』
追い打ちを掛けるように、彼女の肩に手を回して抱き寄せた。
- 『・・・』
- 「濡れてるんじゃないか?」
- 『そんなこと・・』
- 「確かめてやる。」
僕は周りの人気を確認して、スカートの中に手を入れた。
案の定、彼女の股間はしっとりとしていた。
- 『はぅ・・』
- 「ほら、欲しくてたまらないだろう?」
- 「僕のペニスを口にすると、とっても幸せだよ。」
彼女は慌てたようにズボンの上から僕のペニスを握ってきた。
- 「直接欲しい?」
- 『ええ』
- 「銜えたい?」
- 『はい・・』
僕たちは人影のない木の陰に移動した。
- 「さぁ、好きにして良いよ。」
彼女は僕のファスナーをおろしてペニスを取り出し銜えようとした。
銜えた直後に僕は彼女の頭を押させて、意地悪く引き離した。
- 『なんで?』
- 「ちょっと待ちな。」
- 「君は見ているんだ。」
僕は自分でオナニーを始めた。
ちょうど犬に餌を与える際に、「オアズケ」させた状態である。
- 『ねぇ、ちょうだい・・』
- 「まだだ。」
- 「僕が「よし」と言ったら、「ありがとうございます」と言って銜えるんだ。」
- 『はい・・』
僕は自分で逝く直前まで持っていき、
- 「よし!銜えなさい。」
- 『あ、ありがとうございます。』
僕は、彼女の暖かい口に包まれる感触を楽しむ間もなく、すぐに逝ってしまった。
(終わり)