僕はベッドで催眠状態の彼女に次のように暗示してみた。
- 「さぁ、君の頭の中から「逝く」という言葉が消えて無くなるよ」
- 「そして、代わりに「バンザイ」に置き換わる。」
- 「とっても感じた時は「バンザイ」と言うのだよ。」
- 『・・・』
- 「さぁ、一度発音してみましょう。「バンザイ」だよ。」
- 『バンザイ・・』
彼女は小さく復唱した。
催眠状態でなければ、バカバカしくって笑ってしまうだろう。
- 「とっても感じてエクスタシーの時にはなんて言うの?」
- 『バンザイ・・』
- 「そうだね。」
- 「さぁ3つ数えると、君はとってもエッチになって目を覚ますことができる。」
- 「そして、僕の言ったとおりになる。」
- 「1,2,3!」
ぼんやりと目を開けた彼女を押し倒してコトに及んだ。
:
- 『あっ、あっ、あっ・・』
- 「さぁ、もうすぐとっても深いエクスタシーだよ。」
- 『あっっっ』
- 「感じるだろう?もうすぐだ。」
- 「ほうら、とっても感じたときは?、とっても感じたときは?」
僕は彼女に例のキーワードを思い出させるように煽りを入れた。
そして、動きを早め最後の一押しと同時に、
- 「バ!」
- 『バンザーイ!』
(終わり)