私は一時期マジックにハマっていました。
最初は、たまたま実演販売を見てネタを買ったことだと思います。
気付くとマジックショップに通うようになっていて、1つだった持ちネタがいくつも増えていました。
当初は、マジック商品そのものにトリックがある売りネタばかりでしたが、徐々にテクニックネタも増えてきました。
そうなってくると、演じる側の勝手な欲望が膨らんで、常に道具を携帯して相手かまわず見せたくてしかたなくなっていました。
そんなあるとき、先達のマジシャンの言葉に出会いました。
「マジックは乞われるまで演じない」
即ち、求められるまで演じてはならないというものです。
マジックの効果は、そのトリックの力もさることながら、演じる状況も大きく影響します。
自分から「見て見て!」って押し売りするよりも、「何か見せてよ」と要求される方が効果的であることは想像にたやすいと思います。
催眠誘導も同様です。
自分から「掛けさせて!」と切り出すのは好ましくなく、「かけてください!」とは言われないまでも相手から切り出すように仕向けると効果的です。
例えば、キャバクラならば嬢から職業や趣味を聞かれるように前振りして、嬢の質問に答える形で催眠術師であることを伝えると良いと思います。
嬢は唖然とするか疑うかの何れかでしょうから、ひるまずそれに対応できるようにシナリオを考えておきます。
そして証明するように、すかさず瞬間ネタを実施して、嬢の身体に催眠効果を実感させます。
ここで成功する確率は概ね5~7割程度ですが、外したら外したときと思って思い切ってやることです。
狙い通りに成功したら、次の誘導も成功する可能性が高くなりますし、続きは次回の同伴デートにつなげることもできます。
占いのテクニックにあるそうです。
初期のヨミが2種あって確率半々と思っても、どちらかを直感でズバッと言い切ってしまうのです。
「あなたは~な性格ですね」とか「あなたは~でお悩みでしょう」等と。
もしそれがあたった場合には、相手に強いインパクトを与えて、その後の占いのヨミが部分的に外れていても、相手の意識はあたっている部分だけにフォーカスして殆どがあたったと思ってしまう。
良くあたるとして一度ファンにしてしまえば、クチコミでその占い師の評判が広がっていく・・
催眠も1つ目を外さなかったら、被験者の興味が高まり2つ目3つ目を成功させる確度が高くなります。
1つ目を外さないために、できることはあらかじめ考えておくと良いと思います。
コメント
コメントは停止中です。