
TBSで7月13日放送の「ニンゲン観察!モニタリング」なるTV番組をご覧になった方はいらっしゃいますか?
夫婦でニセ収録の会場に来ていた旦那にニセ催眠術師が「奥さんが深田恭子さんに見える」催眠を掛けるというものです。(周囲は全員仕掛け人)
最後に「レモンを食べても酸っぱくない」という催眠を掛けて、催眠に掛からないことによってネタばらしするつもりが、被験者の旦那は「はい、酸っぱくありません!」というリアクションで、周囲がビックリしてしまったと言う番狂わせがありました。
ちなみに、催眠術師役の方は素人の方が見ても怪しさ満載でした。
この事象から、2つのことがわかると思います。
ニセ催眠術師でも催眠誘導が行える
具体的な効果を被験者に体験させることで、劇的に被験性が高まるのだと思います。
ニセとはいえ、TVに出演して何がしかを演じるわけですので、全くの「誰でも」とまでは必ずしも言えませんが、少なくても大した訓練なり熟練なりは必要なく、一般の人でも誘導できる可能性が十分にあるということです。
外的要素によって被験性が高まる
芸能人を偶然にチラ見することが一生のうちで一度か二度あったとしても、目の前で自分の奥さんとして対面するなどということはありえないでしょう。
予告なくその様な状況に置かれると、人は大きなパニックに陥ると思います。
そうなるともはや何でもありで、もし目の前の深キョンが「貴方はゴキブリになりますよ1,2,3!」なんて言おうものなら、旦那はそのとたんに床を這いずり回り、「貴方はTVになりました。」と言えば、なんとかガンバッテ四角くなってコマーシャルのフレーズでも叫びだすこと間違いなしです。
催眠を学ぶ立場からすると、催眠術は誰にでも手の届く範囲にあって、それを自分自身で再現できる可能性は十分にあるのでしょう。
ただし、実際に再現するためには被験性の高い被験者を選ぶか、被験者の被験性を高める工夫をする必要があるということになります。
その工夫が勘所なのだと思います。
(一部、守部昭夫氏著「入門催眠術」から引用)
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