横浜新道で催眠誘導した彼女は幸美という同じ職場の部下だった。
予測はしていたが、被暗示性がとても高く催眠に掛かりやすいことが先日の誘導ではっきりした。
ある日、昼食から帰ってくるとエレベータで幸美と2人になったので、そのまま屋上に誘い人目に付きにくい一角に2人で腰掛けた。
- 「こないだの湘南の店はなかなか良かったね。」
- 『ええ』
- 「今度行くときは先日食べなかったお勧めメニュー食べてみようか。」
- 『楽しみだわ。』
- 「店の名前なんだっけ?」
- 『もう忘れちゃったのぉ?』
- 『イルブラッ・・・』
店の名前を言い始めたとたんに表情がうつろになった。
続きを読む
また神社だった。
今日は比較的人通りが多く、木陰でフェラすることもできそうにない。
でも、彼女は先日のことを思い出してか、少しソワソワした様子だった。
- 「こないだのこと覚えてる?」
- 『ええ・・』
- 「エッチだったよね?外でなんて。」
- 『・・・』
- 「思い出してくるだろ?」
- 『・・・』
- 「またしちゃおうか?」
- 『こんなに人がいるじゃないの・・』
反論はしたものの、まんざらでもない様子だ。
続きを読む
僕はベッドで催眠状態の彼女に次のように暗示してみた。
- 「さぁ、君の頭の中から「逝く」という言葉が消えて無くなるよ」
- 「そして、代わりに「バンザイ」に置き換わる。」
- 「とっても感じた時は「バンザイ」と言うのだよ。」
- 『・・・』
- 「さぁ、一度発音してみましょう。「バンザイ」だよ。」
- 『バンザイ・・』
彼女は小さく復唱した。
続きを読む
彼女とは2回目のデートだった。
湘南海岸のそばのレストランで食事をしたあと、彼女を送るべく横浜新道の上りを走っているときだった。
まだ催眠は掛けたことがなかった。
- 「前を走っている車のテールライトを見てごらん。」
- 「そう、左側の赤いライトだよ。」
- 『なぁに?』
- 「よーく見てごらん。」
- 「よーく見ていると、ある変化に気づくよ。」
- 『え?』
- 「喋らずにじーっと見ていると・・・」
- 「じーっと見ていると、赤い光がだんだん大きくなってくるような気がしないか?」
前の車がブレーキを踏んで、テールライトが明るくなった。
その瞬間、
続きを読む
人気の少ない神社の境内だった。
仕事が終わって20時頃から逢ったため、食事のあとにホテルに行く時間はなかった。
そのため、食後は散歩程度で我慢せざるを得なかった。
人気が少ないとはいえ、お参りする人や他のカップルなどちらほら人影が見える。
僕は彼女と石垣に腰を掛けて話していた。
- 「ねぇ、エッチしたい?」
- 『何言ってるのよ。こんなところで・・』
- 「でも、エッチなしのデートは寂しいだろ?」
- 『そりゃ二人っきりになれれば嬉しいけど・・』
- 「ここでしちゃおうか?」
- 『馬鹿なこと言わないで!』
と彼女が反論するのと同時に
続きを読む
二人で地下鉄に乗っていた。
車内はとても空いていて、僕たちの周辺には人がいなかった。
会話が途切れて正面を向いている彼女の耳元で囁いた。
首、肩、背中とみるみる力が抜けてゆき、前に倒れそうになったので、慌てて反対の肩に手を回して抱き寄せた。
今、僕に寄りかかってぐったりとなっている。
そこで耳元でこう囁いた。
続きを読む
僕の催眠はさらにエスカレートしていった。
(健忘が効くのなら・・)
ある考えが思いつき、次のデートが待ち遠しかった。
数日後にやっと彼女と逢うことができた。
ラブホテルに入って、すぐにベッドに並んで腰掛け彼女を抱き寄せる。
キスを交わしてから、
催眠をかけるのがとっても楽になった。
続いて深化させていく。
続きを読む